山賊眼鏡餅。
「僕は、昼前からお台場に行って、夜まで動き回っていたんだ」
「どんなふうに?」
「ラーメンを食べて、遊園地をぶらぶらして、アクセサリーショップに立ち寄って、ふらりと映画館に寄ったんだ」
デートだ。
私は確信した。
「恐らく、後をつけられていたのだと思う……」
「本当に?」
「ああ。山からいきなり、僕の居場所が映画館だとつきとめて、まっすぐむかってこられるはずがない」
「じゃあ、犯人はオード卵じゃないってこと?」
「その可能性は高い。でも、共犯者がいるという可能性も捨てられない」
「へえ。複雑なんだね」
山嵐ノゾミが言う。
「リス研の人間関係とか、何でも良いから気付いたことを話してくれないか」
沼袋部長が真剣な表情で言うと、山嵐ノゾミは、顔をあからめて、小さく頷いた。
「どんなふうに?」
「ラーメンを食べて、遊園地をぶらぶらして、アクセサリーショップに立ち寄って、ふらりと映画館に寄ったんだ」
デートだ。
私は確信した。
「恐らく、後をつけられていたのだと思う……」
「本当に?」
「ああ。山からいきなり、僕の居場所が映画館だとつきとめて、まっすぐむかってこられるはずがない」
「じゃあ、犯人はオード卵じゃないってこと?」
「その可能性は高い。でも、共犯者がいるという可能性も捨てられない」
「へえ。複雑なんだね」
山嵐ノゾミが言う。
「リス研の人間関係とか、何でも良いから気付いたことを話してくれないか」
沼袋部長が真剣な表情で言うと、山嵐ノゾミは、顔をあからめて、小さく頷いた。