山賊眼鏡餅。
勢い良くベッドから起き上がると、私はシャワーを浴びて支度をした。
ジーンズにパーカー。
足元はスニーカーだ。
化粧はきちんとしたが、本気で山登りができる服装を選んだ。
遊びじゃないからだ。
電車に乗り、山をめざす。
山の前に着いた時、時計の針は18時ちょうどを差していた。
まだ明るい。
蝉の声援を浴びながら、私は山を登った。
昼間よりはマシだが、まだ暑い。
汗の雫が、胸の谷間を流れていくのを感じた。
山頂の広場では、今日も若いカップルがベンチでいちゃついている。
いつもの光景だ。
彼らは、屋外だというのに、かなり大胆だ。
私が目の前を歩いているのに、おかまいなしで、いちゃついている。
目を合わせないように注意しながら、私は神社の裏に回った。
茂みの中に入り、しばらく進むと、ハジメの小屋がある。
小屋には、もう新しいドアが取り付けてあった。
かなり粗末な作りで、ベニヤ板に蝶番を取り付けたような、ぺらぺらのドアだった。
無いよりはましだが、しょぼすぎる。
私は、思い切って、ドアをノックした。
そうしたら、ドアはいとも簡単に割れてしまった。
あたりどころが悪かったのかもしれない。
ジーンズにパーカー。
足元はスニーカーだ。
化粧はきちんとしたが、本気で山登りができる服装を選んだ。
遊びじゃないからだ。
電車に乗り、山をめざす。
山の前に着いた時、時計の針は18時ちょうどを差していた。
まだ明るい。
蝉の声援を浴びながら、私は山を登った。
昼間よりはマシだが、まだ暑い。
汗の雫が、胸の谷間を流れていくのを感じた。
山頂の広場では、今日も若いカップルがベンチでいちゃついている。
いつもの光景だ。
彼らは、屋外だというのに、かなり大胆だ。
私が目の前を歩いているのに、おかまいなしで、いちゃついている。
目を合わせないように注意しながら、私は神社の裏に回った。
茂みの中に入り、しばらく進むと、ハジメの小屋がある。
小屋には、もう新しいドアが取り付けてあった。
かなり粗末な作りで、ベニヤ板に蝶番を取り付けたような、ぺらぺらのドアだった。
無いよりはましだが、しょぼすぎる。
私は、思い切って、ドアをノックした。
そうしたら、ドアはいとも簡単に割れてしまった。
あたりどころが悪かったのかもしれない。