「REAL」―あるアイドルの告白―
7 ラストステージ
ステージの上の七瀬リオは、キラキラと光り輝いていた。
バンド全盛の時代に、最後のアイドルとまで言われ、今や女性アイドルの頂点に立った彼女は、最高のきらめきを放ってた。
「リオー!」
「リオちゃーん!!」
「リオちゃんっ、大好きー!」
たくさんの声援にこたえて、
「あたしも、みんなが大好きだよーっ!」
と、声をあげる。
そのあたしの声に、また、たくさんの声が返ってくる。
ホールを包む声は、津波のように押し寄せて、七瀬リオに降り注いだ。
バンド全盛の時代に、最後のアイドルとまで言われ、今や女性アイドルの頂点に立った彼女は、最高のきらめきを放ってた。
「リオー!」
「リオちゃーん!!」
「リオちゃんっ、大好きー!」
たくさんの声援にこたえて、
「あたしも、みんなが大好きだよーっ!」
と、声をあげる。
そのあたしの声に、また、たくさんの声が返ってくる。
ホールを包む声は、津波のように押し寄せて、七瀬リオに降り注いだ。