「REAL」―あるアイドルの告白―
今、音楽をやってる、この空間だけが楽しければいい。

みんなそう思ってるから、必要以上に深くは関わらない。

それは、ある意味居心地もよかったけれど。

でもお互いの本当の姿を何も知らず、ただ音楽をやり続けるだけの仲間は、いつも仮面をつけて付き合ってるようで、お互いを偽った、薄っぺらい関係にしか思えなかった。

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