闇と深紅に招かれて~召喚編~
ホッと息をつきかけた
その瞬間、
視線の先で
立ち上がろうとして
骨がもがいているのが
見えた。
まだまだ
これで終わりではない、
ということだ。
ルカは
剣を構えなおした。
次に起き上がったのは、
ヒト形になった。
これを切るのは
さすがに嫌だ。
ルカは、走り出した。
時々、
前に立ちふさがるヤツだけを
切った。
「はあ・・・はあ・・・」
走るのにも、
剣を振りかざすのにも
疲れてきた。
倒れこんで休みたかった。
けれど、
ふと気がついた。