タイムバグ トミー
「東京って……」
「蒲田のバーちゃんの所に遊び来たことあるから間違いない! ここは東京だぁ!!」
若林の母親は 東京に実家があったから何度か東京に遊びにきていた。
二人の思考回路も 常識もすべてが崩壊したのだ。
「どうやって 東京に来たんだよ?
俺達ち 北海道にいたんだぜぇ!?」
「だけど……東京に間違いないし」
「これからどうする!?
俺達…どうやって帰るんだ??」
「そんな事知らないよ!
なんでこうなるんだ??」
「あっ! さっきの研究室に戻ればいいんだ!!
そしたら…
学校に戻るんじゃない!?」
「金田! 僕もう行きたくない!」
「じゃーどうするんだよ!」
「うるさいなー!!
もともと金田が 悪いんだろ?
どうするんだよ!って こっちのセリフだぁ!!」