【コラボ】碧きコ惑のミューゼ~黄昏の彼方~
「着ていいぞ」
ノインは半分脱げているドレスを引き
上げて、着なおした。
「大分着ぶくれるが」
ベリルに向き直ると、言われた。
「何か、羽織ればいいかも」
それは、リヒターも考えてなかったわ
けではないようで、ベットの上に、き
ちんとボレロ風のジャケットが乗っか
っていた。
「忘れものだ」
ベリルの手にベルベット調のリボンが
見える。
チョーカーだった。
これって、付けてくれるって、ことか
な。
じっとしていると、ベリルは、ノイン
に腕をまわして、上手に、それをつけ
てくれた。
こういうこと、いつもやってそうだ。
「ねえ、不老不死のだと、彼女って、
作らないの?」
ベリルは驚いて、ノインを見た。