【コラボ】碧きコ惑のミューゼ~黄昏の彼方~
「口うつし、とかやらないからな」
「いるかっ」
ノインは起き上がって、コップを奪
う。
ごくごくと水を飲んで、
「あんたに妙な薬を盛るのは簡単だな。
あんまり素直に飲むもんじゃないと思
うけど」
「じゃ、抵抗したらよかった?」
「いや、腕ずくで飲ませた」
「・・・」
ノインは、抗議する気も失せた。
「そのまま寝ころんだら、また、痛い
ぞ」
そうだった。
横向きに寝転ぶ。
と、また、濡れタオルが優しく置かれ
た。
「ねえ、リヒター彼女いる?」
「まさか。何で?」