【コラボ】碧きコ惑のミューゼ~黄昏の彼方~

「どうした?私をにらんで面白いか?」

「…あんまり。それよりさ、あたしの恋人になってみない?」

ベリルはにっこり笑った。

「それが、望みか?」

「さあ、よくわからないんだけど」

「私には恋愛感情がないんだが」

「それでもいい。っていうか、その方がいいのかもしれない。でも、あたしのこと見て、あたしのことを守護してくれれば」

「父親が欲しいのではないか?」

ベリルが言って、ノインは黙った。


< 70 / 102 >

この作品をシェア

pagetop