光を背負う、僕ら。―第1楽章―
“運命仲間”の導き
――小学五年生。
卒業アルバムを撮る、ちょうど一年前の春。
あたしは学年が上がった新学期の初日から、一人ルンルン気分だった。
この一年間はきっと楽しいことばかりだろうなーだとか、とにかく楽しいことばかりを考えていた。
あたしをそんな風にさせたのは、さっき1階で見てきた新しいクラスのクラス表。
最初は自分の出席番号が1席ということに嫌気がさしたものの、クラス表で同じクラスにある人の名前があるとわかった瞬間、気分は一辺する。
見つけた名前とは、『佐藤伸一』という名前。
この頃からあたしは、伸一君のことが好きだった。
そんなあたしにとっては、伸一君と同じクラスになれるということは嬉しいこと。
なんせ、この時まで一度も伸一君と同じクラスになったことがなかったのだから。
あまりの嬉しさに、あたしからは幸せオーラが放たれていたことだろう、周りの人から見ても、幸せオーラが出ているのがわかるほどに。
あたしは自分の席に着き、教室で友達とはしゃぐ伸一君のことを眺めていた。
こんなに身近で伸一君の姿を見れるのは、これが始めて。
はしゃいで笑顔になる伸一君を見ていたら、こっちまで笑顔になってくる。
卒業アルバムを撮る、ちょうど一年前の春。
あたしは学年が上がった新学期の初日から、一人ルンルン気分だった。
この一年間はきっと楽しいことばかりだろうなーだとか、とにかく楽しいことばかりを考えていた。
あたしをそんな風にさせたのは、さっき1階で見てきた新しいクラスのクラス表。
最初は自分の出席番号が1席ということに嫌気がさしたものの、クラス表で同じクラスにある人の名前があるとわかった瞬間、気分は一辺する。
見つけた名前とは、『佐藤伸一』という名前。
この頃からあたしは、伸一君のことが好きだった。
そんなあたしにとっては、伸一君と同じクラスになれるということは嬉しいこと。
なんせ、この時まで一度も伸一君と同じクラスになったことがなかったのだから。
あまりの嬉しさに、あたしからは幸せオーラが放たれていたことだろう、周りの人から見ても、幸せオーラが出ているのがわかるほどに。
あたしは自分の席に着き、教室で友達とはしゃぐ伸一君のことを眺めていた。
こんなに身近で伸一君の姿を見れるのは、これが始めて。
はしゃいで笑顔になる伸一君を見ていたら、こっちまで笑顔になってくる。