光を背負う、僕ら。―第1楽章―
誰に何を言われたって、あたしが決めたこと。
だったらあたしは、最後まで貫いてみせる。
「意見が合わないならあたし達、これからは一緒に頑張れないね。」
特に怒っていたわけじゃない。
だけどつい言葉に力が入って、力んでしまう。
目はキッとお母さんを捉えて、離さなかった。
お母さんも、あたしと同じことを考えていたのだろう。
あたしが何を言っても、表情一つ変えなかった。
むしろ「わかってる」とでも言う様に、一度ゆっくりと瞬きをした。
「あたし、何度お母さんに反対されても意志は変えない。だからあたし、行ってみようと思う。東條学園の、体験入学に。」
さすがにお母さんの瞳は、大きく見開かれた。
だけどすぐに表情を戻して、あたしにとっては意外な一言を言う。
「……わかった。行って自分の目で確かめるのが、一番だもんね。」
今度はあたしが、目を見開く番だった。
だって、予想もしていなかった。
まさか、体験入学に行くことを許してくれるなんて……。
だったらあたしは、最後まで貫いてみせる。
「意見が合わないならあたし達、これからは一緒に頑張れないね。」
特に怒っていたわけじゃない。
だけどつい言葉に力が入って、力んでしまう。
目はキッとお母さんを捉えて、離さなかった。
お母さんも、あたしと同じことを考えていたのだろう。
あたしが何を言っても、表情一つ変えなかった。
むしろ「わかってる」とでも言う様に、一度ゆっくりと瞬きをした。
「あたし、何度お母さんに反対されても意志は変えない。だからあたし、行ってみようと思う。東條学園の、体験入学に。」
さすがにお母さんの瞳は、大きく見開かれた。
だけどすぐに表情を戻して、あたしにとっては意外な一言を言う。
「……わかった。行って自分の目で確かめるのが、一番だもんね。」
今度はあたしが、目を見開く番だった。
だって、予想もしていなかった。
まさか、体験入学に行くことを許してくれるなんて……。