光を背負う、僕ら。―第1楽章―
あたしは小春ちゃんが差し出した手に、手を伸ばして掴んでもいいのかな?
小春ちゃんがあたしに差し出した道の向こう側に何があるかなんて、全く想像がつかない。
それは小春ちゃんが進むような素晴らしい道かもしれない。
だけど反対に、今以上に険しい道が待っているかもしれない。
どんな道がこの先にあるのかはまったくわからないけれど、それでもあたしは進んでみようと思えたんだ。
だって小春ちゃんが差し出してくれた手が、いつもきっかけを失って一歩進めないでいるあたしへの、一つのチャンスのように思えたから。
これはきっと、最初で最後のチャンスなんだ。
あたしが夢を掴めるかどうかを左右する、大きなチャンス――。
あたしは差し出された手をしっかりと握るように、口をゆっくりと開いた。
「……あたし、やってみる。」
「「えっ?」」
突然のあたしの言葉に、小春ちゃんと明日美が同時に反応する。
あたしを見るタイミングも、声を発するタイミングも、まるで双子みたいに息ぴったりだった。
小春ちゃんがあたしに差し出した道の向こう側に何があるかなんて、全く想像がつかない。
それは小春ちゃんが進むような素晴らしい道かもしれない。
だけど反対に、今以上に険しい道が待っているかもしれない。
どんな道がこの先にあるのかはまったくわからないけれど、それでもあたしは進んでみようと思えたんだ。
だって小春ちゃんが差し出してくれた手が、いつもきっかけを失って一歩進めないでいるあたしへの、一つのチャンスのように思えたから。
これはきっと、最初で最後のチャンスなんだ。
あたしが夢を掴めるかどうかを左右する、大きなチャンス――。
あたしは差し出された手をしっかりと握るように、口をゆっくりと開いた。
「……あたし、やってみる。」
「「えっ?」」
突然のあたしの言葉に、小春ちゃんと明日美が同時に反応する。
あたしを見るタイミングも、声を発するタイミングも、まるで双子みたいに息ぴったりだった。