光を背負う、僕ら。―第1楽章―
あたしだけが何もわかっていないのではなくて、小春ちゃんも何もわかっていない。
同じ状況に立たされている人物がいたことに、少しだけホッとした。
だけどホッとしていられるのはここまで。
だって今から学園長に何をされるかなんて、全く予想がつかないのだから。
そんな風に少し身構えた時、学園長の二本の腕が同時に動いた。
そして伸ばした腕はあたしと小春ちゃんに向かってくる。
その動作がやけにゆっくりで、なんだか不気味で怖くなる。
なっ、何なの?
自分に向かって伸びてくる腕に対してさらに身構えて、体を硬直させたとき。
学園長はあたしと小春ちゃんの肩にポンッと手を乗せた。
「いや~、君達!さっきも言ったけど、本当に素晴らしい演奏だったよ!」
「………。」
さっきまでの動作とは裏腹な学園長ののんきな声に拍子抜けした。
おかけで驚きの声さえ出ない。
さっきのやけに不気味な腕の動きは、一体何だったのだろう…。
あれのせいで、変に気を使っちゃったよ。
同じ状況に立たされている人物がいたことに、少しだけホッとした。
だけどホッとしていられるのはここまで。
だって今から学園長に何をされるかなんて、全く予想がつかないのだから。
そんな風に少し身構えた時、学園長の二本の腕が同時に動いた。
そして伸ばした腕はあたしと小春ちゃんに向かってくる。
その動作がやけにゆっくりで、なんだか不気味で怖くなる。
なっ、何なの?
自分に向かって伸びてくる腕に対してさらに身構えて、体を硬直させたとき。
学園長はあたしと小春ちゃんの肩にポンッと手を乗せた。
「いや~、君達!さっきも言ったけど、本当に素晴らしい演奏だったよ!」
「………。」
さっきまでの動作とは裏腹な学園長ののんきな声に拍子抜けした。
おかけで驚きの声さえ出ない。
さっきのやけに不気味な腕の動きは、一体何だったのだろう…。
あれのせいで、変に気を使っちゃったよ。