追っかけバンドマン


園田くんの自己紹介が終わると、けだるそうに、もう1人の人がたった。

「沢北 涼。健人と同じF校2年。」

それだけ言うと、沢北さんわドカッとソファに腰をおろした。


「なんか、絡みにくそうな人だね。」

さっきまで、園田くんに夢中だったくせに、耳元でみさきが言ってきた。


「…別に?そんな風にわ思わないけど…」

沢北さんのこと何も知らないくせに、そう言ってくるみさきになぜか少しイラッときた。


って、あたしも何も知らないんだけど。



「まっ、絡みにくそうでもどうせ、あたしわ健人くんにしか興味無いけどね~」


「あっそ。」

てか、早速下の名前で呼んでるし。



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