追っかけバンドマン


と、言うわけで…席替えのした結果、こうなりました。

隣…沢北さんっ!!!

どうしてだろう…少し胸がドキドキしてる…。


って、ドキドキ!?


さっきまで、合コンをバカにしていたあたしが、ドキドキ!?
っは、んなわけ、ないない。

あたしわそのドキドキを錯覚だと思うことにした。



「なんか、歌う?」


「えっ、あっ、はい。」

沢北さんが、急に話しかけてくるから、声が裏返ってしまった…。

意識してるって、思われたかな…?

チラリと沢北さんを確認。



…だけど、あたしのことなんて眼中にも無いみたいに、歌本を見ていた。


喋りかけてきたのわ、どっちからだよ!!




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