アタシとお兄ちゃん。


だけど、お兄ちゃんは、そんなあたしを、愛おしいように見つめる。


『可愛いよ…。恵美華。』


きれいに澄んでいるお兄ちゃんの瞳に、吸い込まれそう。


ヤバイよ…。もう、頭おかしくなる…。


あたしは、チラッと視線を窓へとずらした。
< 208 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop