年上恋愛



気が付くと手に包丁を握っていた



私が死ねばお母さんはきっと喜んでくれる



包丁をゆっくり自分の胸に突き付けた



一回…刺せばきっと出血多量か


即死で死ねる……


痛いのは一瞬だけ…そう思っても手が震えて…


死への恐怖でなかなか刺すことが出来ない



その時



「澄恋!!!!!!」



お父さんが異変に気付いて包丁を私の手から奪い取った






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