年上恋愛



泣きながら洗面所に行って


井崎さんからもらった紙を必死で探した



洗面台の下に手を伸ばした時





─カサッ





「あっ…ッ…た…」



くしゃくしゃになった紙が出てきた




私は迷うことなくその紙に書いてある番号に電話をかけた



今は誰でもいいからすがりたい




話を聞いてほしい




必要ないなんて言わないで……






< 167 / 247 >

この作品をシェア

pagetop