年上恋愛



「そっか…じゃあカバンだけ持ってってやるなっ?」



「あっうん…」



大島は私のカバンだけ持って先に行った



あ〜良かった…



おんぶしてもらうなんてありえないよ



私が松葉づえで玄関に向かっていると




「えっ…?」



目の前に倉田がいた



「私の尚太(しょうた)取らないでよ!!!!」



尚太とは大島の名前



「取ってないけど?」


いきなりなんなの?



「取ってる!!!!

あんたみたいなブス尚太に相手にされないんだからっ!!!!」



「はぁぁぁ!!」



「フンッ」


倉田は私を鼻で笑い満足して


校舎のなかに入って行った



そして今は登校時間の真っ只中


周りにはたくさんの生徒が…



私は注目の的



ブスって…倉田に言われたくない!!


いくらなんでも倉田よりマシだし!?


あ"〜頭来る!!!!!!







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