年上恋愛



─ブーブー


「あっ…ごめん電話

出ていい?」



「どうぞ?」



ディスプレイを見ると

“お兄ちゃん”


の文字が



─ピッ


「はいっ?もしもし」



「俺だけど…お前を迎えに行けねぇんだわ」




「えぇ〜?

私はどうすればいいの!?」



「誓……井崎が迎いに行ってくれるって言ってたから

もう着いてると思うんだけど…?」



「いっ井崎さん!!!!!!」



嘘っ!!


心優の部屋の窓から外を覗くと黒い車が



井崎さんもう来てる!!!!!!



「もう来てるじゃん!!」



「なら早く行ってやれ!!

じゃあな、」



─ピッ




一方的にお兄ちゃんに電話を切られた








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