ただすきだから・・


マンションの前に着くと、ちょうど家から出てきた奈由と会った。 こうやって面と向かうのは、久しぶりだったせいか、沈黙が流れる。 奈由がどこかに行こうと歩き始めたとき、俺は無意識に。



「…今日」



と、言っていた。奈由は俺にいきなり話しかけられて驚いたらしく。



「ぅえ!?」


・・・お前、もっと女らしい驚き方しろよ・・・ 「ぅえ!?」っていったい何語だよ…と奈由に呆れて、ため息をした。




まぁそれはおいといて、今日の報告をした。 一応・・・協力してくれたわけだし。 何もしないってのはおかしいしな。 



それに、悠里は奈由の姉貴だ。悠里からヘンな伝わり方するよりか、俺が言った方がマシだろうと思ったからだった。




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