ただすきだから・・
「奈由はー俺とデートだっただろー?」
「へ?」
声がしたと思ったら、それと同時に誰かに後ろから抱きつかれる。
・・・誰よ?
後ろを睨んでみるけど、ホントはコイツが誰なのか、声でわかってる。
「なーんなわけ? 和泉優!!」
「ホントのことじゃん! 日曜なら遊園地じゃないけど・・・デートしたもんな?」
「な?」なんて同意を求められても・・・。
「え~いつのまにぃ? 奈由やるぅ~♪」
このテンション馬鹿は放っといて。
秋人のほうに目を向けてみる。