えがお
次の日…。

「あ、未希ぃ~!!!優クンに渡してくれた???」

(あっ、ヤバイ…。カバンに入れっぱなしだった…。)

「あっ、あれ、渡したよ!すごいうれしそうだったよ!!!」

「そう?本当に???ありがとー!!!」

うちは嘘をついてしまった。

(早く渡さなきゃ!)


――――――そして、昼休み――――――

早く渡さないと思ったうちは、優のところへ一直線。

「あっ、優!!!」

「あっ、未希…。この間のこと…。」

「えっ…。」

話は違う方向に行った。

でも……。

「あのね…。優…。」

「うん…。」

「コレ、愛から…。読んであげて!!!」

ハートのシールがついてあったため、

優はかなりビックリしていた。

「未希、だからオレは…。」

「分かってる!!!分かってるけど、愛の親友として、友達としての仕事だから!!!」

「うん。分かった。でも、オレが未希にコクったのは忘れないで???」

「わかった。じゃあ、よろしくね!!!じゃ!!!」


(はぁ…、ビックリしたぁ…。)

ようやく優に愛からのラブレターが渡せた。




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