あなたのペット的生活
「な、ななななな何言ってんの?冗談言ってないで、さっさと飲んで」
「ん〜??」
うつろで潤んだ瞳が、甘えてくるように私を見上げてくる。
「うっ」
何、この甘えキャラは……。
ダメだ。これ以上ここにいたら私、心臓破裂で死んじゃうかも。
私も喉かわいたし水でも飲もうと立ち上がった時だ。
ガシッといきなり手首を掴まれて引っ張られた。
「ほぇっ?!」
と思わず出た奇声を遮るように口をふさがれる。
なんだか柔らかくてあったかい何かで塞がれて、目の前には孝ちゃんのドアップ。
今、私……キス、してる?
と思ったと同時に何かが口の中に入ってきた。