あなたのペット的生活
このまま目を開けると、孝ちゃんが優しげな眼差しで言うんだ。
『乃亜……。俺、ずっとお前のこと、好きだったんだ。順序が逆さまになっちゃったけど、俺と付き合ってほしい』
なーんて!!
キスから始まる恋愛?
そんなの全然オッケー!
孝ちゃんも私のこと好きだって分かったから。
だからいいの。
それだけで幸せピンクオーラなんだから。
「ってめー!早く起きやがれ!」
べしっと音がでるほど頭を強く叩かれる。
痛さのあまり飛び起きると、そこには眉間にしわよせて、超!不機嫌そうな孝ちゃんがいた。