あなたのペット的生活
LOVE ATTACK
青々と茂る木の葉。
ジリジリと焼き尽くすような太陽の陽射し。
セミの鳴き声がさらに暑さを倍増させる。
そんな中、孝ちゃんは今日も我が部屋でクーラーをかけてマンガを読んでいる。
「乃亜?この前言ってた漢字の小テスト何点だった?」
「う……」
孝ちゃんは相変わらず、こういうことは覚えてる。
1学期の中間テストで平均70点とればご褒美としてネックレスをくれるって言ってたのに、80点以上取っても、孝ちゃんは忘れた振りをして未だにご褒美をくれない。
なのに、いつテストが返ってくるのかとか細かいことは覚えてる。