あなたのペット的生活
う〜ん。なんて説明しようかと悩んでいたら佐助が何かを思いついたように瞳を輝かせた。
「乃亜!今、暇?」
「暇……じゃない」
孝ちゃんが待ってるんだもん。
「俺、すっげー暇なんだよね〜。乃亜の家行っていい?」
「ダメ!」
孝ちゃんが部屋で待ってるのに、佐助なんか連れてったら孝ちゃんの機嫌悪くなるし。
「なんで〜」
「えっと!年頃の乙女の部屋に入っちゃいけないんだって!!」
「え〜……いいじゃん。何もしないし。それに、ここだけの話があるんですよ、奥さん」
佐助は口を尖らせてすねていたかと思うと、ニヤリと笑った。