先生とあたし*
「小林先生かっこよかったよね」
前から亜稀が振り返って言う。

あたしは別に興味ないので

適当に返事をしておいた。

*
次の授業は英語だった。

「あたし英語全然出来ない…」

あたしは亜稀に嘆いた。

そう。

あたしは中学の時、史上最低の

点数〈0点〉を取った程、英語が
苦手…
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