執事とお嬢様、それから私
「え!?そんなっ!!確かに年上だけど東條さんオヤジなんかじゃ全然ないよ!!」
天然…。必死に抗議するかのこに心が暖かくなる。
頭を撫でるとエヘヘ…と笑った。
「イチャイチャだねぇみっちゃん。」
「そぉねとこちゃん♪」
「ねぇみっちゃん。せっかくかのこちゃんともあえたんだし、あたしお昼くらい一緒に食べたいわ?」
「おっ、そうだねっ!!かのこ、東條さん」
「なぁに?みっちゃん」
「よかったら、お昼一緒しませんか?」
「…東條さん」
「私は、いいですよ。大学でのかのこの様子も聞きたいですしね。」
「やったぁ!!ありがとう東條さん!!」
男性陣はなんとも言えない微妙な顔をしていたが、かのことご飯、の誘惑には勝てないらしい。大人しくついてきた。