執事とお嬢様、それから私


「え!?そんなっ!!確かに年上だけど東條さんオヤジなんかじゃ全然ないよ!!」


天然…。必死に抗議するかのこに心が暖かくなる。

頭を撫でるとエヘヘ…と笑った。


「イチャイチャだねぇみっちゃん。」

「そぉねとこちゃん♪」

「ねぇみっちゃん。せっかくかのこちゃんともあえたんだし、あたしお昼くらい一緒に食べたいわ?」

「おっ、そうだねっ!!かのこ、東條さん」

「なぁに?みっちゃん」

「よかったら、お昼一緒しませんか?」

「…東條さん」

「私は、いいですよ。大学でのかのこの様子も聞きたいですしね。」

「やったぁ!!ありがとう東條さん!!」


男性陣はなんとも言えない微妙な顔をしていたが、かのことご飯、の誘惑には勝てないらしい。大人しくついてきた。
< 48 / 81 >

この作品をシェア

pagetop