執事とお嬢様、それから私


「ふぅ、おいしかったぁ!!」

「かのこ!!蕎麦のジェラートだって!!」

「まぁ、珍しい」

「本当だ~たべたぁい!!」

女性のお腹は甘いものが別腹のようです。

「かのこ、お友達も好きなものを頼んでいいですよ」

「いいの?」

「私は社会人だから」

「ん~~~じゃぁ、ありがとうございます」

「「ありがとうございます」」


あーでもないこーでもないと店先でアイスを決めるかのこ達。蕎麦ジェラートにするんじゃなかったのか?と言いたい気持ちもあったが、楽しそうならいいか。

光菜さんに引きずられるように茶髪達もアイスを決めている。

複雑な顔をしてこちらをチラチラ見ながらアイスを決める様が面白かった。


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