星の奇跡
「なんかムカついたから殴った。」




けろっとした顔でそう言うと、また席に座りなおして食事を再開した。




「鈴。あれ、絶対やきもちだぜ?」



殴られた場所を擦りながら奎がコソッと言ってきた。




「奎。…まだ足りなかったか?」



悠に無駄に輝いた笑顔を向けられて、奎は黙り込んだ。




そして、食事を終えた後はまた勉強に励んだのだった。
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