空の笑顔










リストバンドを見て気になるところがあった。


「“ファン”って…」


「それは…渚の夢がバスケのプロって言ってたの思い出したの。だからプロになった時に私が一番初めのファンでありたくて…」



いつか話した俺の夢。


空はちゃんと覚えてくれていた。


なんで空はこう俺を喜ばせてくれるのだろうか。


たくさんありがとうって伝えたい。


きっと伝えきれない。



「もちろん、第1号は空だから」


「うん、よろしくね!」










< 104 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop