空の笑顔
「「いらっしゃいませ〜!」」
変にテンションが高くなった俺ら。
かなり焼きそばに力を入れる。
身体中にソースの匂いが染み付いていくようだった。
「俺、この匂い好きだわ〜。将来焼きそば屋やろうか!」
慎二がおかしくなった!笑
おかしくなるのもわかる。
こんな狭いところで男2人は暑苦しいし、ソースの匂いはすごいし、正直この世界から抜け出したい。
「暑いわぁ」
「まぢそれ!ソースに溺れそうだわ!」
完璧に壊れた慎二。
言ってることがおかしい。
さすがの俺もついていけない。
「すいませーん。焼きそば2つ下さい!」