空の笑顔
「教えてくれてありがとう」
俺は頭を下げた。
○×病院はここから見えるこの島唯一大きな病院。
そこにいるってことは……。
いやなことばかりを考えてしまう。
「俺、行ってくる。本当サンキューな」
俺は彼女に言った。
彼女は頭を横に振った。
「もっと早く言ってあげればよかったのに…ごめんね。空に逢ってきてあげて!親友として渚くんに教えたのはよかったって思ってるから」
彼女は本当に空が大好きなんだなって見て聞いて感じた。
「空はあんたを責めたりしないよ」
そう言って俺は病院へ向かって走った。