空の笑顔










バスケ部全員が海へと走っていく。



そんな中、俺の隣で走っている直樹さんがニヤニヤしながらこっちを見てくる。


「なんスか?気持ち悪いんスけど…。」


「渚ー!なんかめっちゃうれしそうじゃん。そんなに行きたかったのか?」


俺、そんな嬉しそうだったか?


「そらゃー俺の好きな場所ですし、嬉しいに決まってんじゃないスか」


「嘘だね!なんか隠してるだろ?」


ギクッ


ほんと、昔っからこの人は勘がいいからな…。



「なんもないスよ」


そう言ったら直樹さんは前を走っている俺の親友の慎二と何やら話している。


しかも2人して俺の方を見てニヤニヤしてくる。








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