空の笑顔









「まっ別にいいけど」


そう言って俺からボールを奪いシュートを打つ。



風のせいかそのボールはリングに当たり草むらの方に飛んで行ってしまった。


「ちょっまぢかよ!やっべ!」


慎二は慌ててボールを取りに行った。



昨日の俺みたいだ。




今思えばあの時、ボールが飛んでいったおかげでキミに会えた。


飛んでいかなかったらキミに会うことはなかったかもしれない。








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