空の笑顔
愛しい空
突然目の前で起きたことに俺は何が何なのか分からなくなった。
急に空の容態が悪くなった。
俺は急いでナースコールをし、その後すぐに医師や看護師さんたちがやってきた。
少し遅れて空のおやじさんたちもやってきた。
空の周りにはみんなが囲んでいて俺から空は見えなかった。
俺は、少し離れたところで呆然と立っていた。
「空!空!」
おばさんが必死で空の名前を呼んでいる。
そんなおばさんの肩をおやじさんは掴んでいた。
心電図の音が俺の頭に響く。
さっきまでの幸せがあっという間だった。
でも、目を逸らすわけにはいかない。
空自身、頑張って戦っているんだ。