空の笑顔
あの日のことは絶対に忘れないよ。
想いが通じ合ったあの日。
キスをしたあの日。
どれだけ嬉しくて幸せだったか…。
すごく花火か綺麗だったね。
涙が止まらなくて渚も不思議に思ったんじゃないかな?
それくらい嬉しかった。
その反面、何も知らない渚に申し訳なかった。
想いが通じ合ってもいつか私は渚をおいて逝ってしまうって…。
そう思うと辛かった。
デートをした日、私の中で渚が大きくなった。
誕生日が近いことに運命を感じた。
子供みたいな考えかもしれないけど、そんな些細なことでも私は嬉しかった。
渚にあげるプレゼント。
すごく悩んだ。
前に夢を教えてくれたとき、やっぱり私に似てるって思った。
私もプロになるのが夢だったから…。
だから、渚に私が使ってたリストバンドをあげようと思った。
いつも近くに居るよって伝えたかった。