空の笑顔
俺と空は黙ったまんま。
辺りはオレンジ色に包まれていた。
ふと空を見ると空はその夕日をただじっと見ていた。
その姿がまた綺麗でずっと見惚れていた。
見惚れていたら空が振り向いた。
「どうしたの?」
俺がずっと見ていたから不思議に思ったのだろう。
俺はなんもない。と言って前を向いた。
今度は逆に空が俺をじっと見ている。
「どうした?」
さっき空が言ったの全く同じ。
空は前を向いた。
「なんかね、渚くんといると落ち着くなぁって思ったの」
空は夕日を見ながら言った。
俺といると落ち着くのか?
そんなこと言われたの初めてかもしれない。
昨日会ったばっかりなのにね!と付け足して言った。
俺は逆に落ち着かない。
空のことを考えるとドキドキしてどこか落ち着かない。