空の笑顔
第2章
夏休み
あれから毎日のように空に会うようになった。
今日あったこととかくだらない話ばっかりだけど空といると楽しかった。
たまに何も話さない日もあるけど一緒にいるってことが心地よくて夕日が沈むまでずっといた。
いつの間にか空の隣にいることが当たり前のようになっていた。
まだ自分の気持ちを伝えてはいない。
だから付き合っているっていうわけじゃない。
でもお互いがお互いを必要としているみたいでいつも傍にいる。
空は一体どう思っているのだろうか。
いまだに空が見せる悲しい表情はなんなのかわからないし、いまぃちまだ空の事を知らない。
そんな何とも言えない関係のまま夏休みを迎えた。