空の笑顔
これからは少しの間、空には会えない。
やっぱり淋しい。
空と会うのが俺の日課になっていたから急に会えなくなるのは辛い。
でも空も背中を押してくれている。
空に会えない分、必死に頑張ろうと思った。
「大会はいつあるの?」
「あと1ヶ月後くらい」
そっか。と呟いていた。
「1ヶ月かぁ。毎日会ってたからなんか不思議な感じだね」
空も同じことを思っていてくれた。
それだけでも嬉しかった。
「試合見に来いよ」
空はびっくりしていた。
「試合に出るかわかんねぇけどさよかったら見に来いよ」
初めて出会ったときに空はバスケが好きだと言っていた。
だから丁度いいと思ったんだ。
俺が出れなくても俺らの先輩はすごいんだって見せたかった。