空の笑顔
俺たちのチームは準優勝という結果で終わった。
優勝まであと一歩だったのに…。
悔しくて泣いた。
部員たちも泣いていた。
直樹さんは俺たちに言ってくれた。
『俺は後悔してねぇ。確かにあと一歩だった。けどここまで勝ち上がってこれたのはお前たちが居たから。このバスト部でここまでこれたことを誇りに思う。こんな俺についてきてくれてありがとうな!楽しかったぜ!』
直樹さんは目に涙を浮かべながら笑っていた。
俺も泣くのをやめた。
俺は直樹さんのような人になりたい。
すごくそう思った。