空の笑顔
っ!!!!
驚いた。
何も話していないし、そんな雰囲気なんて出してもいない。
「なんで…」
「何年お前といると思ってんだよ!他の奴らは分からなくても親友の俺には分かるんだよ」
慎二とは家も近くて、生まれたときから一緒で親友の前に幼なじみでもある。
誰よりもこいつといた時間は長い。
「そっか…。言うの遅くなったけど俺、空と付き合ってる。ちゃんと親友のお前には話したかったんだ」
「お前が言ってくるの待ってたんだよ。でもさすがに限界だった。お前と気まずいままの雰囲気になるのはごめんだ」