空の笑顔










「空はいつから俺のこと好きだったんだ?」


慎二が言ってたことが気になったから聞いてみることにした。



空は考えていた。


「んー…秘密!」


口に人差し指を当てそう言った。


その仕草につい見とれてしまった。



「渚くんはいつから?」


逆に質問をしてきた。



俺は別に秘密にしておくことでもなかったから普通に答えた。


「気づいたときはもう好きだった。でも多分、ここで初めて会ったあの時からだと思う」



空は嬉しそうに照れながら微笑み、ありがとうと言った。









< 87 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop