Life is Happy?
環境に慣れることでバイトにもなれて、
教習所にも通いはじめてどんどん先に進む気がしてた。

バイトでも教習所でもいろいろな人に会うことができて
人の優しさを知った。

発作を起こしたりすることは
人に迷惑をかけないかって恐れていたけど
だんだんそうじゃないんじゃないかって思った。

だけど慣れるって欲張りになって喜びを忘れる。

「おまえなんであんなぼろい店で働いてんの?」
そう言われただけでちっぽけなあたしは苛立った。
(そうだよなんでだいたいあたしがこんなとこで。。。)って

「いらっしゃいませー」

「あらあらおねえちゃんこんにちは。若いっていいねぇー。
あんたの声聞いてるとこっちまで元気がでちゃうのよ」
近所のおばあちゃんがそう言ってくれた。

あれから色々な人に会って環境も変わったり。
環境を変えるときには必死に不安を回避するために
大きな声で歌を歌ったり
あたしは大丈夫って一人で言ってみたり
そんな日々を続けていったけど

自分のことを話せる人なんていなくって
誰かと一緒に居ても
どんなに仲良くなっても
心の中にラインがある気がして
本当の自分を見てもらえないてない気がして
辛いって思ってた。

まっすぐはいかないよね。
前進んだと思ったらまた後ろさがっちゃって

予測もつかないのが人生で
ころがり落ちるから
いつもあたしは普通がいいって思ってのに
なかなかそうならないのが人生だった。

あたしにとって本当の闘いはここからで。

この頃はやっぱり誰かに理解してほしい。
わかってほしい
ってずっとそんな誰かを求めてばっかりいたんだよね。
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