D
不思議なノート
1
「なんだこれ?」
今、わたしの机を勝手にあさっているのは大野 譲(ユズル)。小学校からの付き合い。
彼は「親しき仲にも礼儀あり」という言葉なんてきっと知らないだろう。
「亜美、日記なんかつけてんのかよ。」
譲はわたしの机から1冊のノートを取り出し、ペラペラとめくる。
「つけてないよ。っていうか…人の机を勝手にあさるな!」
今日の譲の用件は連絡網を見せてくれ、だ。
連絡網が回ってきたらしいんだけど、紙をなくしたとかなんとか……。
だからといって、わたしの机を勝手にあさらないでよ……。
一応、わたし女だよ。
今、わたしの机を勝手にあさっているのは大野 譲(ユズル)。小学校からの付き合い。
彼は「親しき仲にも礼儀あり」という言葉なんてきっと知らないだろう。
「亜美、日記なんかつけてんのかよ。」
譲はわたしの机から1冊のノートを取り出し、ペラペラとめくる。
「つけてないよ。っていうか…人の机を勝手にあさるな!」
今日の譲の用件は連絡網を見せてくれ、だ。
連絡網が回ってきたらしいんだけど、紙をなくしたとかなんとか……。
だからといって、わたしの机を勝手にあさらないでよ……。
一応、わたし女だよ。