夕食の時間になり、譲は連絡網の紙を確認してから家へ帰った。

日記のことは結局よくわからないまま。



「未来のわたし、かぁ。」


もし、譲の言っていたことが本当なら……。


わたしはちらっと日記を見る。


考えてみると、未来を見るということは、なかなか怖い。

自分が将来、何の職業に就いているのか。

彼氏は?結婚はしてる?子供は?


それを先に知ってしまうなんて……。

推理小説の結末を先に読んでしまうようなものだ。

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