倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
「本当に大丈夫?
顔が青いよ?」

由美が優しく声をかけてきた。

「大丈夫。」

真昼はそれだけ答えるので精一杯だった。

やがて真昼の降りる駅に着いたので真昼は降りた。

「バイバイ!」

手を降り合って別れた。

電車が行った後、真昼は駅のベンチに倒れこんだ。

(どうして……。)
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