倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
「ほどいて頂戴!
痛いわ!」

真昼はタカに頼んだ。

「駄目だよ。
そんな事したら、また真昼ちゃんいなくなるじゃないか。」

タカはそう言いベッドに腰をおろした。

「ほら、ブランデーだよ。
真昼ちゃん好きだったよね。」

そう言い、ブランデーを口移しに流し込んだ。

ゴクン……!

ゲホ!ゲホ!

「そっか、真昼ちゃんまだ高校生なんだったね。」

赤い顔をしている真昼を見ながらタカは言った。
< 121 / 258 >

この作品をシェア

pagetop