倒錯夜話(センチメンタルナイトホラー)
どの位眠っただろう。

真昼が目を覚ますとケンがいなかった。

(どこに行ったのだろう)

真昼が洗って干した服を指先で確かめていると、ケンが戻って来た。

「結界を張ってきた。
これで奴らここには入れない。」

真昼が口を開いた。

「一生この屋敷の中にいるつもりなの?」
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